
生命医科学科・生命医科学専攻の教員らは、国などが支援する大型研究プロジェクトに中核メンバーとして参画し、最先端の研究成果の輩出ならびに若手研究者の育成に精力的に取り組んでいます。とくに、国際的な中核的研究拠点(Center of
Excellence, COE)の形成を目指して早稲田大学が推進している次のような国家プロジェクトが挙げられます。本専攻の大学院生は、それら研究プロジェクトから財政的な支援を受けることも可能となっています。

2007年度、文部科学省の私立大学学術高度化推進事業ハイテクリサーチセンターに、早稲田大学の「医・理・工融合
生命研究センター」が選定されました。本事業により、「TWIns早稲田大学先端生命医科学センター」の高度な研究施設や研究装置の整備が行われていま
す。本専攻では、主体となって、「病理解明・診断・治療に向けた医・理・工学の融合研究」プロジェクトを展開しています。ここでは、生命が関わる基礎研究
から先端医療や新産業の創成に繋がる実用化研究にいたる一貫した融合研究を目指します。
『LabDesign+』誌にTWInsの紹介が掲載されました。
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文部科学省のグローバルCOEプログラムは、世界最高水準の卓越した教育研究拠点形成と大学院教育の抜本的強化を目指す文部科学省のプログラムです。2007年度には、生命医科学科の数名の教員も参加している早稲田大学の『「実践的化学知」教育研究拠点』プログラムが
採択されました。このプラグラムでは、環境に優しく人間生活に貢献する革新的材料開発の実践的な研究の展開、および活力溢れ魅力ある共同研究・産学連携を
国際的に展開しています。また、これら連携研究へ大学院生などを積極的に取り組ませることで、世界に通用する若手研究者の人材育成を図っています。

2009年度に、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に、早稲田大学の「生物学・化学・情報科学融合のための戦略的先進理工学研究基盤の形成」プロジェクトが
選定されました。2009年〜2014年までの期間に、早稲田大学先進理工学研究科を構成する生命系・化学系・情報科学系の研究者を結集するとともに、早
稲田大学シンガポール研究所および国立精神神経センターと連携することによって、新しい応用生命化学分野を切り拓く戦略的研究基盤を形成することを目指し
共同研究プロジェクトを多く立ち上げています。生命医科学科からは井上教授と大島教授がメンバーとして参加しています。

早稲田大学理工学術院から提案した「ラボ交換型健康/生命医科学研究コンソーシアムの構築」事業が平
成22年度最先端研究開発戦略的強化費補助金(頭脳循環を活性化する若手研究者海外派遣プログラム,日本学術振興会)による助成事業に採択されました。本
事業は武岡真司・生命医科学科教授を主担当研究者とし、他に生命医科学科の教員を中心とした15名の担当教員により2010年11月より2012年度まで
実施され、のべ14名の若手研究者を海外4研究機関に派遣します。本コンソーシアムの特徴はラボ交換型方式にあります。すなわち、派遣者は派遣元の身分の
まま研究が行えるので機動性が高く、知財や予算の管理も派遣元で行いながら派遣先とはイーコールパートナーシップの関係で進めます。派遣された若手研究者
はパートナーの研究機関においてWASEDAラボの整備を行うと共に、具体的な国際共同(融合)研究を実施します。この事業を通じて若手の人材育成ならび
に早稲田大学先端生命医科学センターをハブとするコンソーシアムの研究活動を推進します。
研究拠点を欧州、米国、アジアの三極に設置します。イタリア・聖アンナ大学院大学 IIT@SSSA
(医工学研究拠点)、シンガポールのWABIOS(早稲田大学生命科学研究拠点)に引き続き、ドイツ・ボン大学LIMESにWASEDA in
LIMES(健康科学研究拠点)、米国・UCLA医学部にWASEDAラボ(医科学研究拠点)を立上げ、若手研究者が早稲田に籍を置いたまま常駐して共同
研究が展開できる体制を2011年度までに完成させる予定です。また同時に2012年度までに早稲田大学TWIns施設内にもラボを開設し、海外の若手研
究者が共同研究できる環境を整備します。特に、組織間での強力なパートナーシップが構築されているボン大学LIMES内のWASEDAラボの整備を重点的
に行い、LIMESが所有するショウジョウバエ、マウスの巨大飼育施設に加えて、早稲田大学先端生命医科学センターが保有するゼブラフィッシュ飼育・評価
系と微生物工学系を立上げ、有用な化合物、遺伝子や微生物をスクリーニングする系を共同構築します。
最終的には2013年度までに国内のネットワークを箇所間協定などによって更に充実させ、頭脳循環のための巨大な健康/生命医科学コンソーシアムを本学
が中心となって発展させ、国際産学官連携による企業への技術移転を積極的に行い、健康/生命医科学の成果を社会で実用するためのプロジェクトを随時コン
ソーシアム内に立ち上げてゆくことを予定しています。