教員および研究テーマ紹介

  • 教授/博士(理学) 朝日 透 Asahi Toru キラリティ(左右性)の学際的研究及び精神神経疾患の細胞生物学的研究
    物理学、化学、生物学および薬学に跨る学際的研究の立場に基づき、有機・無機問わず多種の物質の物理化学的性質及び生物学的性質を解明する研究を展開しています。とくに、キラリティ(左右性)を有する物質の機能と構造の研究に取り組み、Generalized High Accuracy Universal Polarimeter (G-HAUP)と呼ばれる独自の光学装置を用いて光学活性と円2色性の最先端研究を行っています。生体中にはL体アミノ酸からなるタンパク質、D体糖類からなるDNAしか存在しませんが(ホモキラリティの謎)、その起源の解明に迫っています。さらに、精神神経疾患の研究を細胞生物学的な立場より澤村准教授とともに進めています。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・2回らせん軸を有するキラル結晶のキラリティ識別手法の研究
    • ・キラル反転を伴ったサリドマイド複雑代謝システムの分子論的解析と数理モデリング
    • ・分光学的手法を用いたヒト血清アルブミンとサリドマイドの相互作用解析
    • ・Optical properties of salicylideneaniline microcrystals with photomechanical functions
    • ・HAUPによる積層コラーゲン膜の巨視的異方性及び光学活性の研究
    研究室 早稲田大学研究者紹介 Webマガジン
    研究者データベース Pure Experts 研究業績一覧
    早稲田大学大学院先進理工学研究科 リーディング理工学博士プログラム
    実践的博士人材養成プログラム
  • 教授/博士(医学) 井上 貴文 Inoue Takafumi 神経細胞の情報処理機構の解明
    脳スライスや培養神経細胞を用い、電気生理学とイメージング技術を駆使し、分子生物学的技術も用いながら、神経細胞内の様々な分子動態、シグナリング系がいかに神経細胞・神経系の高次機能を構築しているかを調べています。特に神経細胞の樹状突起に限局した細胞内シグナルのダイナミクスを詳細に計測し、シナプス可塑性を支える分子基盤を解明することを中心に研究しています。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・アストロサイトの一次繊毛によるカルシウム振動調節
    • ・神経細胞樹状突起における内在性RNAの検出法の確立および動態解析
    • ・多点同時蛍光相関分光計測による神経細胞局所の細胞質浮遊タンパク質動態計測
    • ・電気生理学的手法による小脳プルキンエ細胞における サイクリン依存性キナーゼの機能解析
    • ・電位感受性色素による神経細胞の膜電位イメージング
    研究室
    研究者データベース Pure Experts 研究業績一覧
  • 教授/医学博士 大島 登志男 Ohshima Toshio 脳の形成・発達過程を遺伝子や蛋白質の働きとして解明する研究
    我々の脳はどのようにしてできるのだろう。おおまかに言って、胎児期・生後初期の脳の発達は、ゲノムに刻まれた設計図に基づいて、特定の脳形成遺伝子が特定の時空間で発現することで、基本構造が順次構築されます。さらに学習し記憶する器官である脳は、生後の体験に応じて改変されて行きます。マウスを用いた遺伝子改変の技術革新は、哺乳類の脳の発生・発達の過程を分子生物学的手法により解明する事を可能にしました。我々はこうした技術を用いて、脳の発生・発達に関わる分子メカニズムの解明に取り組んでいます。発生・発達の基礎的研究から得られた知識の蓄積は、神経系の再生医療に多いに役立つ事が期待されます。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・小脳プルキンエ細胞におけるサイクリン依存性キナーゼ5の機能解析
    • ・サイクリン依存性キナーゼ5の活性のモニタリング法の開発と応用
    • ・ゼブラフィッシュ成魚視蓋神経幹細胞マーカーの発現分布と細胞系譜解析
    • ・ゼブラフィッシュ神経系の形成に及ぼすバルプロ酸の影響
    • ・ゼブラフィッシュおけるCRMP2,4とそのリン酸化の役割の解析
    研究室
    研究者データベース Pure Experts 研究業績一覧
  • 教授/博士(医学) 合田 亘人 Goda Nobuhito 生活習慣病における低酸素ストレス応答の病態医化学研究
    生活習慣の悪化により発症する肥満、糖尿病や脂肪肝などの疾患は生活習慣病(メタボリックシンドローム)と呼ばれています。これらの疾患に対する有効な治療法は少なく、放置しておくと将来、がん、心筋梗塞、脳卒中を発症します。超高齢化社会を迎えた日本では3人に1人が既に生活習慣病に罹患しており、健康長寿の実現のために、この病気の成り立ちを理解して予防と治療に取り組まなければいけません。私たちは、生活習慣病の共通の病態基盤として存在する「低酸素環境」に着目して、遺伝子改変動物を用いて疾患関連遺伝子やタンパク質の解析を通して、病態の発症や進展にかかわる分子メカニズムの解明に取り組んでいます。この解明により、新しい生活習慣病の予防および治療の開発を目指しています。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・生活習慣病にける低酸素ストレス感受・応答機構の病態機能解析
    • ・代謝・炎症・線維化の制御による肝臓病治療戦略
    • ・細胞内代謝システムによる細胞分化制御機構の解析
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    研究者データベース Pure Experts 研究業績一覧
    研究紹介サイト
    先進 Top Runner(先進理工学部 web site) 低酸素研究会
  • 准教授/博士(理学) 佐藤 政充 Sato Masamitsu 微小管による細胞分裂の制御機構の解明
    細胞分裂は誰しも知っている最も基礎的な細胞現象のひとつです。我々の体を構成する数100兆個の細胞も細胞分裂で作られています。もし細胞分裂に異常があると、細胞死に至り個体の形成を脅かしたり、がん化することが指摘されています。配偶子形成のための減数分裂において分裂異常があると、不妊・流産・ダウン症候群などの原因となることも知られています。従って、細胞内ではきわめて綿密な分子メカニズムが作動して正常な分裂を保障しているのです。私たちは、細胞分裂のモデル生物として主に分裂酵母を利用し、その分子機構の解明を目指します。近年私たちは、微小管や染色体を制御する新しい因子の発見に力を注いでおり、遺伝学とライブセル・ イメージングを通して微小管による染色体分配の制御メカニズムを追究しています。これらをもとに、微小管や染色体の異常がもとで起きる各症状のメカニズムを解明し、治療の基盤を確立することを目指しています。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・微小管が細胞周期の時期に応じて微小管の形を劇的に変える分子メカニズムの解明
    • ・微小管構造に異常をもつ変異体のスクリーニングによる新規因子の発見
    • ・微小管と染色体の連携機構の解析
    • ・減数分裂にのみ出現する特殊な微小管構造は染色体分配にどのように貢献するか
    研究室 先進 Top Runner(先進理工学部 web site)
    研究者データベース Pure Experts 研究業績一覧
    早稲田大学広報(プレスリリース)
  • 教授/理学博士 仙波 憲太郎 Semba Kentaro がんの発症と悪性化に関わる遺伝子の発見とその機能の解明
    癌の治療法の開発は今世紀に望まれる大きな研究テーマです。癌化の分子機構の知見から生まれた「分子標的薬」により、癌治療は新たな局面を迎えています。 しかしながら、個々の癌の全体像はまだ完全には解明されておらず、さらに効果的な治療法の登場が望まれています。我々は、癌細胞それ自体と周辺の細胞との相互作用のシグナル伝達系に着目して、ゲノミクス、プロテオミクス技術を用いて癌の発症と悪性化に関わる遺伝子を同定します。その機能制御方法を研究することにより、新たな癌の診断と治療方法の開発を目指します。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・Retinoic acid receptor alpha (RARα) induces epithelial-mesenchymal transition(EMT) and promotes cell migration
    • ・Identification of the ERBB2-dependent transforming activity of GRB7
    • ・上皮細胞と全長cDNAを用いたスクリーニングによる新規がん遺伝子の同定とその機能解析
    • ・転写因子Gscによる活性型ERBB2の足場非依存的増殖能の促進
    • ・Mass spectrometryを用いたSmad2結合タンパク質の同定
    研究者データベース
    Research Profiles Pure Experts 研究業績一覧
  • 教授/工学博士 武岡 真司 Takeoka Shinji 人工血液やナノ絆創膏への挑戦
    機能性脂質分子(リン脂質、糖脂質、アミノ脂質、ペプチド脂質、PEG脂質)や高分子(水溶性高分子、高分子電解質)、タンパク質や超分子などが構築する多様な分子集合形態やこれらの分子間相互作用による協同現象は、生命現象の理解のみならず特定の機能を持つ分子デバイスの構築において重要であり、その実践的な研究を展開している。また、生分解性・生体適合性高分子とナノテクノロジーを利用した膜厚数十ナノメートルのナノシートの構築に成功し、その基本物性の測定ならびに細胞培養系やナノ絆創膏としての医療への用途を検討している。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・乳癌の分子標的療法への応用を目指したpH応答性イムノリポソームの構築
    • ・血小板凝集をトリガーとして血小板凝集惹起物質を放出するリポソームの構築
    • ・穿孔性腹膜炎モデルマウスに対する抗生物質担持ナノシートの抗炎症効果
    • ・亜鉛イオンを介したHis-tag認識蛍光プローブの合成とその認識能
    • ・多糖ナノシートの構築および胸膜欠損モデルイヌに対する創傷被覆効果
    研究室
    研究者データベース Pure Experts 研究業績一覧
  • 准教授/博士(工学) 武田 直也 Takeda Naoya バイオマテリアルとマイクロ・ナノ工学の融合技術による細胞挙動・機能の操作と再生組織構築
    大きさが約10μmスケールの体細胞は200以上もの種類に応じて多様な機能を担い、これらは周囲の細胞同士や高分子基質などに接着しながら精緻な三次元形状へと集積して我々の体を構築しています。微小な細胞の操作を単一細胞レベルで実現するマイクロ・ナノ工学技術を開発して細胞の挙動や機能(例えば幹細胞の分化誘導)を制御すると共に、細胞接着の足場として有用な高分子バイオマテリアルを開発して細胞を集積させ三次元的な再生生体組織の構築を行っています。細胞と材料の相互作用界面(バイオインターフェース)の制御や解析といった基礎研究から、神経、血管、骨格筋などが複合化された複雑で高機能な組織・器官の構築も進めており、移植医療や再生医療への応用も目指します。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・配向化高分子マイクロファイバー足場を基盤とした三次元再生生体組織構築(骨格筋、神経、腱)
    • ・三次元層流を実現したマイクロ流体デバイスによる再生生体組織構築(神経、血管)
    • ・培養基材表面の微細構造による細胞挙動・機能の制御(幹細胞分化、運動、極性)
    • ・細胞分離システム創製に向けた温度応答性表面の精密設計
    • ・外部刺激によりダイナミックに物性を変化させるポリマーバイオマテリアルの創製
    研究室 研究者データベース 先進 Top Runner(先進理工学部 web site)
    Pure Experts 研究業績一覧  
  • 教授/博士(工学) 竹山 春子 Takeyama Haruko マリンバイオテクノロジー:海洋生物・遺伝子資源の解析と利用
    海洋を含め私たちの環境に生息している微生物の多くは分離・培養をすることが難しい難培養微生物です。そこで、未知・難培養微生物を中心として様々な環境微生物のゲノムを一括して収集、解析し、有用遺伝子のスクリーニングや新規有用組換え生物の作出等の研究を行っています。また、これらの微生物と取り巻く環境との関係を遺伝子情報を基に紐解く研究も行っています。さらに、これら微生物のより詳細な解析をするために、細胞1つからゲノムを取り出し解析することで、どのような機能を持つ微生物であるかを明らかにしたり、より確実に細胞1つをハンドリングするためのマイクロデバイス開発も行っています。これらの技術は、微生物だけでなく私たちを含めた動物細胞の解析にも展開しています。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・マリンバイオテクノロジー:マリンメタゲノム解析とその応用
    • ・メタゲノムアプローチによる新規変換酵素のスクリーニング
    • ・サンゴ・海綿共在微生物の遺伝子解析
    • ・単一細胞解析技術開発と応用
    • ・マイクロドロップレットを用いた有用細胞・遺伝子ハイスループットスクリーニング
    研究室
    研究者データベース 知の共創(WASEDA ONLINE)
    Pure Experts 研究業績一覧
  • 教授/博士(工学) 常田 聡 Tsuneda Satoshi 複合微生物系の機能解明と構造制御
    地球上には多種多様な微生物が存在し、元素を循環させる役割を担っています。一方、ヒトの腸内にも多くの微生物が生息し、健康の維持に重要な役割を果たしています。しかしながら、99%以上の微生物は単離・培養が不可能であると言われています。当研究室では、新しい単離・培養技術と分子生物学技術を組み合わせることにより、未知環境微生物の生態や機能、あるいは腸内細菌と疾患との関わりについて研究しています。そして、これらの研究を通じて、医療・健康・食品・環境分野へ貢献することをめざしています。
    卒研・修論研究テーマ
    • ・腸内細菌による大腸上皮細胞の炎症制御
    • ・淡水環境に生息する難培養性硝化細菌の新規分離培養手法の開発
    • ・腸陰窩内における細胞周期計測手法の開発
    • ・バイオフィルム中で薬剤寛容性を示す休止細菌の時空間ダイナミクス解析
    • ・細胞シート工学によるヒト心筋組織構築の基
      研究室
      研究者データベース Pure Experts 研究業績一覧